岩中徳次郎は和歌山県出身の画家で、昭和19年1月から6年余りの間、志摩市阿児町の横山のふもとで疎開生活を送りました。戦後、創作活動を再開し、昭和23年の第一回三重県展で知事賞を受賞しました。その後、岩中は津市に転居し、さらに関東で大学で教えながら、日本各地・世界各地でグループ展・個展において作品を発表しています。
岩中は美しさの秘密を探求し、その法則を抽出するために、50歳を超えて抽象作品の世界へと足を踏み入れました。その後も、風景画などの具象作品を描き続けながら、抽象作品にも多く取り組んでいます。
この「岩中徳次郎展」の展覧会では、岩中徳次郎の探究の歩みを紹介し、志摩の自然がどのような影響を与え、美しい比率を伴った抽象表現へと向かっていったのかを概観します。
期間 | 4月27日(木曜日)~5月29日(月曜日) |
時間 | 9時~17時。最終入館は16時30分。 (最終日は16時閉館) |
場所 | 志摩市絵かきの町・大王美術ギャラリー |
休館日 | 火曜日・水曜日、(祝日の場合は開館) |
観覧料 | 無料 |