村を荒らす巨人ダンダラボウシ(ダンダラボッチ)を村人たちが、畳一枚ほどの大わらじを造って見せ、怖がらせて退散させたという言い伝えによる祭り。
地元の子供たちが稚児となって行う「わらじ曳き」の神事が行われ、その後浜へと運ばれ、海上の安全と大漁を祈願し海へと流される。
また、みこしや踊り子道中、夜には花火大会も行われます。
わらじ祭りは全国的にもまれな祭事であること、古い伝統を有していることからその価値が認められ、昭和46年3月17日、三重県無形文化財に指定されました。
昔々、一つ目片足の大男「ダンダラボウシ(ダンダラボッチ)」が韋夜ヶ島(いやがしま:現在の大王島)へ住みつき、雲を呼び、嵐を起こして悪さをしていた。
困った村人達は、波切の神様である韋夜権現(いやごんげん)に助けを請い、一計を案じ、村人を助けた。
再び村を荒らそうとやって来たダンダラボウシは、足元で美しい娘がワラムシロを編んでいるのを見つけた。
この娘が、韋夜権現の化身と知らないダンダラボウシは「このわらじはなんじゃい」と娘に問うた。
娘は、「村主が履くわらじです」と答えた。
それを聞いたダンダラボウシは驚き、「自分よりも大きな力持ちがいるのか。この里へは入れない」と方向を変えた。
しかし、今度は大勢の漁師が浜一杯に広げたイワシ網の繕いに精を出しており、付近には2メートルもあるかごがいくつも置いてあった。
実はこの漁師たちも韋夜権現の使者であったが、それを知らないダンダラボウシは、娘に問いかけたのと同じように漁師に問いかけると、漁師は、「これ(イワシ網)は村主のふんどし、あれ(かご)は弁当箱」と答えた。
これを聞いたダンダラボウシは二度びっくり、一目散で逃げていき、やがて海はおさまり、大漁の日が続いたそうです。
8:00~ | わらじ造り (大王公民館) |
10:00~ | わらじ曳き神事 (波切神社) |
13:00~ | 相撲大会 (大王小学校相撲場) |
9:45~ | みこし (柔剣道場前出発予定) |
10:00~ | 踊り子道中 (波切コミュニティセンター前出発) |
宝船 (波切コミュニティセンター前出発) | |
シーカヤック (波切漁港) | |
12:00~ | わらじみこし (イベント会場) |
かつお一本釣り体験 (波切漁港) | |
13:00~ | 魚のつかみ取り (魚市場内) |
17:30~ | わらじ祭演芸大会 (イベント会場) |
20:00~ | 奉納花火大会 (波切漁港) |
ご家族・知人・会社社員や関係者の皆様、お誘い合わせの上お越し下さい。
イベント内容は、天候等の諸事情により変更することもあります。
また、悪天候の時は、3以下の行事・イベントは17日(日)に延期します。
タイトル | わらじ祭り |
日付 | 9月16日(土) ~ 9月16日(土) |
会場 | 波切周辺 |
読み方 | わらじまつり Waraji Matsuri Waraji Festival |
自治会員様
新秋の候、皆様ますますご健勝のことと存じます。
さて、来る9月16日(土)のわらじ祭当日には下記のように交通規制が行われますので、ご協力下さるようお願い申しあげます。
※雨天の場合 17日(日)
わらじ祭に伴う交通規制実施図